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ポリッシャーパッドの選び方

 カーポリッシャーとくれば〜 並んで必要となるアイテムがパッド(バフ)とコンパウンドですが、(ポリッシャーの先にバフ磨き用のラバーアタッチメント等を付け、マジックテープでパッドが取付脱着出来るようになっています)

 ちなみにコンパウンドについては別途こちらにて解説しておりますが、

 パッドはどう使い分けていけばいいのでしょうか。(なお、パッドと言っても〜 出せばものすごい数になりますので、ここではかなり代表的なものだけ解説しておきますね)

ポリッシャーバフ

@ ウールパッド

 先ずはウールパッド。

 とにかく傷を消すならこのパッドが絶対に必要と思って下さい。 それぐらい切削能力の高いアイテムになっております。

 またパッドの先というか角を有効的に使えるので、隅や角など非常に細かい部分を磨くのにも適しています。

細かい部分

 スポンジの上に毛が生えたようなパッドです。

 毛足の長いふわふわのやつと 上記のような毛足の短いやつとがありますが、通常は毛足の短いタイプを選べば後はそこまでこだわらなくていいでしょう。(強いて言えば、専門店の取り扱うもの、工具メーカー純正、3M社製、、 ここら辺りのメーカーを選んでおけば問題ないでしょう。 ちなみに毛足の長いやつは、塗面にコンパウンドの残留物を残しやすく? 自動車の磨き作業ではほぼ使われないと思われておいていいでしょう)

 但し、このパッドは回す&切削能力を十分に引き出すのにある程度のマシンパワーが必要となりますので、ダブルアクションタイプのマシンではあまり使われる事はないでしょう。(もちろんマシンによっては使います)

 またマシンとの組み合わせにもよりますが、強弱少なからず特有の磨き傷が出来やすく、(傷と言ってもミクロ?ナノ?の世界。 最近の若い方の間ではオーロラマークと言うそうです) 仕上げ磨き(磨きの最終工程) には向かないとされるパッドでもあります。(特にシングルタイプのマシンで顕著に現れますが、ただコンパウンドの番手を上げれば多少は改善される事も シングルだと細かいコンパウンドを使ってもダメ)

 なお、こういったバフは一般的にマジックテープで脱着が可能となっており、(ウールだけでなく下記のスポンジ系も) ポリッシャーマシンに磨き用バフのアタッチメントを付け、(ラバーパット等) そのアタッチメントへ付けたり外したりして使います。 ちなみに、マシンのほとんどにはラバーパッド等のアタッチメントが付属されていますが、メーカーやマシンの種類によっては別売りとなっている場合も。

 それからこういったバフは全般的に、180〜190mmの大きいサイズと、160前後の小さいサイズの2種類存在しており、ラバーパッド等の大きさに応じてチョイスします。

A ウレタンパッド(スポンジパッド)

 それからウレタンパッド。

 スポンジケーキみたいなヤツです。

 ポリッシャーマシンはどのタイプでも使用可能ですが、シングルマシンとの相性はあまり良くなく、(使えなくはないですが、かなり回転抵抗がありじゃじゃ馬系) 一般的にはギア、もしくはダブルでの使用が主となるでしょう。

 切削能力は低いですが、かわりに細かい仕上げによく使われます。(塗面)

 ウールパッドで荒削りした後、このバフで中間仕上げ、(ウールパッド荒仕上げ特有の磨き跡をキレイにする等) もしくは最終仕上げを行う(艶出し)- もしくは、ウールパッドで荒削りした後、粒子の細かいコンパウンドとウールパッドで中間仕上げをして、最終仕上げにこのパッドを使うのが一般的。

 そこまで深刻でない水垢や軽度の洗車キズ程度なら、このスポンジ一本でもOKでしょう。

 但し、スポンジ状ゆえ細部までの磨きには適さず、細かい部分は手磨き、もしくはウールでの施行が必要とお考え下さい。

 パッドの細かさに 細め ⇒ 極細目 ⇒ 超極細目 とかいろいろと御座いますが、(順に細かい仕上がりになります。 ただメーカーによって表記が異なる事もあり)

 一般の方の場合、細めと極細目一個ずつ持っておけばそれで十分かと思われます。(ウールバフを筆頭に使う場合には、極細目一個あれば十分最終仕上げ可能です)

 ちなみにコーティング塗布にもこのタイプを使いますが、ただその場合はよりきめの細かく 接地面積の少ない波状のバフスポンジを使って下さい。(ユニットはダブルアクションでロ―パワーのもの推奨)

 但し、これらはあくまで私の個人的経験と見解による解説となりますので、特にバフのチョイスは職人さんによってけっこう意見が異なりますので、、 また同じバフでも、使うコンパウンドによって粗さも仕上がりも異なってきますので、あくまで参考程度としてご閲覧下さい。 (ポリッシャー本体とバフ、それからコンパウンドの組み合わせで 粗さも仕上がり具合も細かく異なってきます。 もしくは、組み合わせで他の代用とする事も可能です)

 尚、こういったバフは、(ウールもウレタンも) 使うコンパウンドによってその都度新しいものを使ったり、(同じバフでも、コンパウンドを替える時にはバフも新しいモノを使う) もちろん施行強度によっても 一台につき複数枚使う事もありますので、(バフが途中で汚れすぎて取り替える等) どれか一枚だけ、、 でなく、異種同種含め、出来ればある程度枚数は準備しておきたいかも。。(最低2枚?)

 と、こんな感じかな。。

※ 関連 ⇒ 用途別、ポリッシャとバフとコンパウンドの組み合わせ例

B バフクリーナー

 あ、そうそう、パッドを選ぶなら〜 出来ればこれはオプション品としてひとつ欲しいです。

 バフをクリーニングするアイテムなんですが、

ポリッシャーバフのクリーニング用品

 実はポリッシング中、けっこうバフに余分なコンパウンドがからみついて来て、次第に目詰まりしてくるだけでなく〜 熱で固まり固着して来て、、 それがまたけっこうな固さになり、それがボディへ当たる事によりボディに傷が入ってしまう事も多いですし、(いつのまにかグルグル傷をつけていっている) そもそも目詰まりするとバフの機能が低下してしまいますし、また乾燥したコンパウンドの粉がかなり飛散して 塗装面へあまり良い要素ではなくなるなど、、

 というわけで、最後補足として〜 磨き作業されるならバフクリーナーは絶対に必要ですよ。

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サイト管理人スペック: 車屋さん下積み時代には、一時期、磨きコーティング部門の責任監督&新人研修指導にあたった事も。(地元大手中古車販売店) ちなみに業界歴は、中古車や新車はもちろんのこと、外車ディーラーの経験までも。 今は小さな車屋さんを経営しております。

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