TOP PAGE > NEWS & BLOG > ポリッシャー、バフ、コンパウンドの組み合わせ /UP-DATE: 平成28年2月20日

ポリッシャー、バフ、コンパウンドの組み合わせ例。作業用途や効果比較に

 ここ近年ではネットによる情報もあふれ、ユーザー自身でクルマ磨き(ポリッシャー磨き)をしてみよう、、 という方も多くなってきたような気がします。 しかしこういったポリッシュ作業はそもそも専門性が非常に高いゆえ、作業経験や理論知識だけでなく〜 かなり高い製品とか機器・備品知識も必要と言っていても過言ではないでしょう。(ポリッシャーやバフ、それからコンパウンドの用途や組み合わせ等)

 なのでそこで! 車屋さんの私がそんな製品構成に関する知識を紹介しておきますので、皆様のお役に立てる部分が御座いましたら幸いです。

 なお、ここで紹介させて頂きます例は あくまで一般ユーザーの方向けの仕様や知識です。 カーコーティング専門店などプロ業者の方はもっと細かく組み合わせたりしますが、ただそれにはかなりの手間や労力、それから備品設備なども必要とし、さらには一般次元では十分問題ないと思えるレベルを超えての高い施行意識をも必要としますので、ここではそこまでの高いレベルでの紹介とはしておりません。 予めご了承願います。(とは言え高レベルでなくとも、仕上がりは十分な例です)

シングルアクション・タイプのポリッシャー

シングルアクション
黒や紺、濃色車
よく使用するバフ
ウールバフ 細目ウレタン 極細目ウレタン 超極細目ウレタン  波状ウレタン
コンパウンド 3M社製 ハード1 傷、パテ目除去に。 荒削りファーストポリッシュ。(別途仕上げ磨き要 - - - -
3M社製 ハード2 薄傷、強水垢除去に。 荒削りファーストポリッシュ。(別途仕上げ磨き要 - - - -
白やシルバー、淡色車
よく使用するバフ
ウールバフ 細目ウレタン 極細目ウレタン 超極細目ウレタン  波状ウレタン
コンパウンド 3M社製 ハード1 傷、パテ目除去に。 最終仕上げ兼用可能。 - - - -
3M社製 ハード2 薄傷、強水垢除去に。 最終仕上げ兼用可能。 - - - -

 シングルタイプではウレタン(スポンジバフ)はあまり使われません。 使って使えなくはないですが、取扱いが非常に難しいためプロの方でもあまり使いません。

 ちなみにこの組み合わせでは、濃色車だと 「オーロラマーク」と呼ばれる磨き傷(バフ目)が必ず出現しますので、ポリッシャーの機械を替えての別途仕上げ磨き(最終仕上げ)は必要と思われて下さい。 白やシルバーなどの淡色車はあまり目立ちませんので、磨き後コーティング塗布で十分問題はないでしょう。(ただほんの気持ち程度バフ目で曇っているように見える場合もありますので、こだわるなら別途最終仕上げを行うなどされて下さい)

 なお、ハード1コンパウンドとウールバフ+シングルアクション・ポリッシャー、、 この組み合わせが最も切削パワーが高い組み合わせになりますので、爪で引っ掛からない程度の大きな傷から板金塗装後のパテ目跡の除去まで〜 もちろんスピーディーな作業や磨き始めの最も重要な工程用としてもプロ現場でもかなり支持される組み合わせとも。

 ※ コンパウンドは、業務用としても一般の方が入手可能なものとしても一番クオリティが高く一番シェア・支持のある「3M社製」のものを基本とし、(もちろん私も一番のオススメ) さらに最も利用頻度と利用幅の高い2グレードを挙げて掲載させて頂いております。

 ⇒ バフについてもっと詳しくは別途こちらにて。

 ⇒ シングルアクション・タイプのポリッシャーについてもっと詳しくは別途こちらにて。

ギアアクション・タイプのポリッシャー

ギアアクション
黒や紺、濃色車
よく使用するバフ
ウールバフ 細目ウレタン 極細目ウレタン 超極細目ウレタン  波状ウレタン
コンパウンド 3M社製 ハード1 傷、強水垢除去に。 最終仕上げ兼用可能。 - 薄傷、水垢除去に。 最終仕上げ兼用可能。 - -
3M社製 ハード2 薄傷、水垢除去に。 最終仕上げ兼用可能。 - 水垢除去に。 鏡面最終仕上げ用としても。 - -
白やシルバー、淡色車
よく使用するバフ
ウールバフ 細目ウレタン 極細目ウレタン 超極細目ウレタン  波状ウレタン
コンパウンド 3M社製 ハード1 傷、強水垢除去に。 最終仕上げ兼用可能。 - 薄傷、水垢除去に。 鏡面最終仕上げ用としても。 - -
3M社製 ハード2 薄傷、水垢除去に。 最終仕上げ兼用可能。 - 水垢除去に。 鏡面最終仕上げ用としても。 - -

 ギアアクション・タイプはウールバフからウレタンバフまで最も使用範囲広く使えるタイプ。 一般の方なら、これ一台とバフ2種、コンパウンド2種あればかなりレパートリー豊富に磨き作業が可能となるでしょう。

 切削パワーは中強度。(シングルに比べやや劣るので、最終仕上げ用としても使いやすい)

 なお、ウールバフを使った場合には、濃色車ではシングルほどではないにしても〜 気持ち程度塗装面がくすんでいるように見える事もあり、こだわるなら仕上げとして鏡面仕上げを実施される事を推奨。

 ※ コンパウンドは、業務用としても一般の方が入手可能なものとしても一番クオリティが高く一番シェア・支持のある「3M社製」のものを基本とし、(もちろん私も一番のオススメ) さらに最も利用頻度と利用幅の高い2グレードを挙げて掲載させて頂いております。

 ⇒ バフについてもっと詳しくは別途こちらにて。

 ⇒ ギアアクション・タイプのポリッシャーについてもっと詳しくは別途こちらにて。

ダブルアクション・タイプのポリッシャー

ダブルアクション
黒や紺、濃色車
よく使用するバフ
ウールバフ 細目ウレタン 極細目ウレタン 超極細目ウレタン  波状ウレタン
コンパウンド 3M社製 ハード1 - 微薄傷、水垢除去に。 最終仕上げ兼用可能。 水垢除去。 最終仕上げ兼用可能。 - (コーティング塗布向け)
3M社製 ハード2 - 水垢除去。 最終仕上げ兼用可能。 弱水垢除去。 鏡面最終仕上げ用としても。 - (コーティング塗布向け)
白やシルバー、淡色車
よく使用するバフ
ウールバフ 細目ウレタン 極細目ウレタン 超極細目ウレタン  波状ウレタン
コンパウンド 3M社製 ハード1 - 微薄傷、水垢除去に。 最終仕上げ兼用可能。 水垢除去。 鏡面最終仕上げ用としても。 - (コーティング塗布向け)
3M社製 ハード2 - 水垢除去。 最終仕上げ兼用可能。 弱水垢除去。 鏡面最終仕上げ用としても。 - (コーティング塗布向け)

 ダブルアクション・タイプはウレタンバフの使用まで。 ウールバフはパワーが弱く使えません。

 切削パワーはかなり弱く、基本的にはやれて水垢除去程度までとお考え下さい。

 ちなみにプロの現場では、最後の最後の鏡面仕上げ、それからコンパウンドは使わず「コーティング」の塗布作業用として使われるのが一般的。(傷除去の目的で使われる事はまずありません)

 ※ コンパウンドは、業務用としても一般の方が入手可能なものとしても一番クオリティが高く一番シェア・支持のある「3M社製」のものを基本とし、(もちろん私も一番のオススメ) さらに最も利用頻度と利用幅の高い2グレードを挙げて掲載させて頂いております。

 ⇒ バフについてもっと詳しくは別途こちらにて。

 ⇒ ダブルアクション・タイプのポリッシャーについてもっと詳しくは別途こちらにて。

 とまあこんな感じで、以上参考などまでに。

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