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ポリッシャーの選び方

 小傷落としや強固な水垢落としに効果絶大なカーポリッシャー。

 またクルマ屋さんの展示車美化だけでなく、コーティング専門店などでも多く使われている工具としても有名ですよね。

 ちなみにこういった道具を買ってみようかな〜 と、思った時、どんなものをチョイスすればいいのでしょうか。

カーポリッシャー

@ 初心者向け、また手軽に始めてみたい方はダブルアクションタイプ。

 小さい円を描きながら、ぐるっと回転するタイプをダブルアクションタイプと言い、(振動式、振動タイプ、ランダムアクションと呼ばれる事も)

ダブルアクション 動き方
イメージです。 動きはもうちょっと複雑。

 ポリッシャーの中でも最も取扱いが容易なタイプ。

 有名処のメーカーはボッシュとリョービあたりでしょうか。

 

 バフ(磨きを行う生地。パッド) はスポンジタイプ(ウレタン)をチョイスするのがベスト。(但し、こういった工具はそもそも車磨きだけを想定された電動工具ではありませんので、専用のアタッチメントが必要となる場合も)

ポリッシャーバフ スポンジ
ウレタンバフ(スポンジバフ)

 回転パワーはないので、上から押さえすぎると上手く動かないですが、パワーが無い分ソフトな扱い勝手があり、いきなりの初心者でもほぼ問題なく扱えるタイプと言えるでしょう。(あと重量も軽い)

 但し、取扱いが容易である反面、、 ボディへの切削力はかなり低く、かなり薄い洗車キズ程度、もしくは水垢落とし程度でしか使えないとお考え下さい。 しかも時間も多くかかります。 (一応プロがよく使われているタイプでルペス製というのがあり、これはパワーもあり切削力もかなり高いですが、ただいかんせん高価なのでここでは割愛。 あ、コンパクトツール製のものもそこそこパワー有り)

 また構造上けっこう振動があり、それほど長時間使用でなくとも腕がしびれてかゆくなることも。(長時間使用に意外と向かない)

 ちなみにこういったタイプは、プロ業界では磨き工程の最終仕上げ、(荒削り ⇒ 磨き後研磨 ⇒ 鏡面仕上げ) 及びコーティング塗布等でよく使われています。(コーティングはローパワーのモノ推奨)

A 高価だが、使い勝手とパワーバランスに優れたギアアクションタイプ

 カクカクぐるぐると独特の弧を描くタイプで、

ギアアクション 動き方

 取扱いもそこまで難しくはなく、パワーもあり切削能力も高く、、 初〜中級者の方の磨きアイテムとしても非常に有力候補となるでしょう。(小傷消しから水垢落としまでオールマイティ)

 有名処を挙げると信濃、コンパクトツールあたりかな。(あ、でも信濃は高価すぎるかも)

 

 バフ(パッド)はウールバフ、スポンジタイプ(ウレタン)のどちらもフィット。

ポリッシャーバフ
ウールバフ

 荒削りをウールで、仕上げをウレタンで、、 といった具合に、使い分けるも妙案。

 但し、先述のように いかんせん高価な工具なので、一般ユーザーで所有されるにはちょっと敷居が高いかな。。 また回転数を制御できないものも多く、かつ振動幅もそこそこ広いので(ただダブルよりかは振動しない)、、 細部とか強弱とか細かいニュアンスでの磨きはちょっと苦手かも。(それから振動もややあるので、これもダブルほどではないにしても〜 長時間使うと手がしびれることも)

 ちなみにこのタイプは業界でもよく使われており、中古車屋さんの展示仕上げ、それからコーティング専門店では中間仕上げとしてよく使われています。

B プロご用達レベルのシングルアクションタイプ

 動きはシンプル。 一方向に回転するのみのシングルアクション。 回転式と呼ばれる事も。

シングルアクション 動き方

 とにかく切削パワーは半端なく、傷消しには最も効果的だが〜 また動きが単調な分非常に細かい部分まで作業出来、、 しかし反面かなり取扱いが難しく、はっきりと言いましてプロユース向け。(切削力がスゴイので、特に角の塗料を削りすぎて下地が出る事も。 回転する時にパッドにかなり抵抗があり、うまくバランスが取れないとポリッシャーが飛び暴れます。 しかもかなり重いものが大半なので、そんなのがボンネット上で暴れてしまった日には。。 また回転熱も半端なく、慣れないとコンパウンドが固着してしまったり〜 やけどしたり〜 バンパー等の樹脂部分の塗装は溶けて剥がれる事も(各ある程度パッドとの相性もありますが))

 有名処は日立、リョービ、マキタ、、 あとミルウォーキーとかボッシュとかも。

 

 バフはウールバフとの相性がバツグン。(ウレタンスポンジは非常に扱い難く非推奨)

 また傷消しだけでなく、その高い切削能力ゆえ板金塗装跡(パテ目)消しにも使えます。

 なお、使いこなしが難しいというだけでなく、磨いた後は独特の磨き跡が残りやすいタイプとも言われているが、(バフ目、最近の若い方ではオーロラマークと言う人も) ただこのタイプはそこそこ回転数の制御が出来るので、使い方さえなれてしまえば〜 バフとコンパウンドの使い分けで最終的な仕上げ工程まで使いこなす事も出来なくはないです。(例えば極細目のスポンジとハード2系コンパウンドで使うと、はっきり言って素人目ではその違いは分からないくらいにはなります。 ただ扱いは超難関レベルなので、一般ユーザーはもちろんのこと、その道のプロの方でもあまり推奨はされないと思われて下さい)

 ちなみに価格はギアアクションほどではないが、それでもやはりユーザーが持つにはちょっと・・・ と言ったモノも多いかな。

 プロの現場では、中古車屋さんではなかなかお目にかかりませんが、コーティング専門店などの磨きのプロの現場では、一番最初の荒削りで超ご用達の逸品となっております。(この最初の一手があるのとないのとでは〜 最終的な仕上がりがかなり違ってきますから。 これがないと始まらない- お話にならない- 仕事にならない- とも)

C 充電式のコードレスタイプ

 なお、ポリッシャーの種類は上記3種類で基本形が出そろいましたが、いずれも基本的には電源方式。

 しかしまれに、充電式のやつも見かけますが、、 どんなんでしょうか。

 はっきりと言いまして おもちゃ です。

 それしか使った事が無い人であれば〜 お、いいじゃん。 とか思ってしまうのですが、

 きちんとしたポリッシャーを使ったことのある人だと、ワックスがけマシンにしか思えないくらいプアなものだとお考え下さい。 使えて軽度の水垢と超軽度の洗車キズ、それからダブルアクションならコーティング塗布くらいまでかな。。

 しかも、ほぼ一台分一回の充電で終わらないでしょう。

 ちなみに使い始めはいいじゃんって思っても、おそらく一度使ってみた後は、いつの間にか倉庫の肥やしになる恐れも。 おもちゃでかなりキレイにしようと思えば、水垢程度でもかなり根気必須ですから。(その時は充実しても、次使おうと思ったとき 意外と気持ちが乗らない)

 それとついでに、電動ドリルとか電動ドライバーとかをポリッシャー化してしまうキットも御座いますが、これも おもちゃです。 まだ充電式ポリッシャーの方がマシなくらいです。

 いざ使ってみると分かるのですが、ドライバー等のトルクは一点集中を考慮して作られていますので、パッドなどを付けてみた場合バランスが崩れ、ぜんぜん力が入らないしバランス悪いし、、

D じゃあ結局どれを選べばいいの?

 どれかを選べ! というのなら、

 まず傷除去など本格的に仕上げるなら--- 迷わずギアアクションをオススメ致します。

 傷もそこそこキレイに取れ、水垢もけっこう手軽に仕上がりますから。。 また比較的ビギナーの方でも取っ付きやすく。。。

 ただ、そうとは言っても、高速回転するパワーでボディを磨く工具ですから、少なからずリスクは御座います事は予め重々ご承知の上で。(角の色落ちはもちろんの事、そもそも機械工具の取扱いにあまり慣れていない方の場合には、何が起こるか分かりませんから)

 ちなみに、トラブルは絶対に嫌だ--- 工具に触るのは苦手--- 水垢だけを何とかしたい--- といった方なら、ダブルアクションタイプで十分でしょう。(一応傷の除去にも対応出来ますが、薄ら洗車キズならまあまだしも〜 それ以上の傷だと気が遠くなるほど時間はかかります)

 なお、各マシンと対応シーンなどにつきましては、あくまで平均的な一般論です。 マシンとバフ、バフとコンパウンド、それから施行する個人や職人さんによってはこれら必ずしも!という組み合わせはなく、もちろん想定外なシーンでも使われる事もあり、この辺り予めご理解のうえ各ご覧願います。

E 関連

 ⇒ バフ(パッドの選び方)
 ⇒ コンパウンド(磨き粉)の選び方
 ⇒ 用途別、ポリッシャとバフとコンパウンドの組み合わせ例

 ポリッシャー購入ご検討の方へ。
 おそらく、、 ポリッシングされるのは、はじめの一回の施行のみとなる可能性は高いでしょう。 ボディを磨くには、それなりの下準備はもちろんの事、やってみると思いの外大変ですし、、 また塗装を削って表面をキレイにする道具ですから、そうそう頻繁に使うものでもなく。。 というわけでまず買っても、倉庫の肥やしとなる事が十分予想され〜 ゆえもしどうしても使いたいならば、先ず買うより先にレンタルという手段を考えるのがよろしいかと。(工具を揃えるのもけっこう大変ですし) まあどうしても、、 というなら、持っていても問題はないですが。。。

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サイト管理人スペック: 車屋さん下積み時代には、一時期、磨きコーティング部門の責任監督&新人研修指導にあたった事も。(地元大手中古車販売店) ちなみに業界歴は、中古車や新車はもちろんのこと、外車ディーラーの経験までも。 今は小さな車屋さんを経営しております。

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