TOP PAGE > ポイントA ボディケアとか下地処理とか > ガラスの油膜、水垢
特に夜間の走行中に、対向車のライトや街の照明などがギラギラして見え難い事はありませんか? 更に、雨天の夜間になるともっと見え難くなると思います。
これは、走行中に飛来付着した物やワックス成分などの油脂などがガラスに付いてしまったもの。 つまり「油膜」なわけです ^^
それといつの間にかガラスにうろこ状の雨跡。(雨染み) これはいわゆる水垢。。
ここでも台所洗剤「ジョ○」が活躍します ^^
ボディ洗車よりやや濃い目に薄めるか、ガラスを濡らしてスポンジに少し付けて洗うくらいが良いでしょう。
油膜も一種の油汚れ。 油脂は台所洗剤の得意分野。
但し、いきなりガラスをスポンジで洗うと付着していた砂やホコリなどでガラス表面を傷付けてしまいますので、ボディ洗車と同じように、流水&タオルで先にガラスを洗っておきましょうね〜。
ジョイでも除去が難しい頑固な油膜には、また膜が被膜状になっていたり水垢っぽく固着しかけている軽度な汚れには〜
黄色いパッケージのキイロビンをオススメします \(^v^)ノ もうかなり昔から市販されていてるロングセラーです。 もちろんクルマ業界でも愛用者は多いです。
洗車後にこれをスポンジに取り、濡れたままのガラスへ塗布し ごしごし。
最初は水ではじかれる部分があると思われ、これがいわゆる油脂汚れ。
さらに水はたさず、溶液のみを重ね塗りするようにごしごし。
次第に溶液の粘度が高くなり〜 はじかれる部分もなくなったらそれで完成。(おそらく三回くらいの重ね塗りで)
あとは流水とタオルで洗い流して下さい。
「ノーワイパー」等のCMでお馴染みの、簡単に塗れるシリコン系のガラス撥水剤は・・・ (= 撥水剤成分に 「シリコン」が含まれている撥水剤) 撥水剤の成分が古くなると「油膜」になって残ってしまいます。 しかも半端なく頑固な油膜として。 なので撥水剤は好むが、油膜に悩まされている・・・ という方は、フッ素コーティング系の撥水コートに切り替えてみてはいかがでしょうか?
そして・・・ ガラスに付着する汚れの中で最もイヤな存在が・・・
ガラスの水垢。
ガラス版の「イオンデポジット(ウォータースポット)」とも言えます ^^
フロントガラスやサイドガラス等の窓ガラスに、水滴がうろこ状になってこびりついた付着物は御座いませんか〜? それが、いわゆる「ガラスの水垢」です。
で、この「ガラスの水垢」・・・
これがとても強固に固着していて、拭いたり擦ったりしても全く取れる気配がありませんね〜。
まず、個人レベルの除去作業は無理か、非常に困難かのどちらか。
ちなみに・・・ ガラスの研磨用品や除去剤等で地道に作業していけば除去出来なくはないのですが、完全な除去までは大変な労力と時間が必要です。(軽度のものであれば、除去剤等の使用は比較的有効) 実施されるならかなりの耐久戦と思って取り掛かりましょう。
それと・・・ 自己流でポリッシャー(電動工具)を使うようなガラス磨きは、ガラスの強度の問題まで発展しかねませんから、(また施行時の割れリスクや研磨熱による弊害なども) 簡単に除去出来ない・手磨きの許容範囲を超えるような重度のガラスの水垢は、多少の費用が掛かるとしても、、 ガラス屋さんやカーコーティング・フィルム等の専門業者へ依頼された方が良いでしょう。
明らかにうろこ状になったガラスの水垢が見えなくても、洗車などでガラスを水拭きした時に、水分と一緒に薄っすらと「うろこ状」の跡が浮かび上がってきませんか〜?(乾いたらすっと消える)
もし心当たりがあれば、早急に除去作業される事をオススメします。
実は、この薄っすらと浮かび上がるうろこ状の跡・・・ 頑固に強固にこびりつくガラスの水垢予備軍なんです(初期段階の水垢)。
もしこのまま放置しておけば、確実に、頑固に強固にこびりつく うろこ状のガラスの水垢へと急成長してしまいます。(今後の降雨時の水滴は、この薄っすらと浮かび上がる「跡」に沿って残りやすく、常に同じ場所へ水滴が付着
&蒸発する事になり、、 すると繰り返し同じ場所へ雨水の残留物等が蓄積されるようになり、水垢化を一気に加速させてしまう事に)
初期段階のガラスの水垢であれば、除去剤等で比較的簡単に除去出来ます。
正に早期発見! 早期治療? といった感じですね〜 ^^
現在はガラスのキレイな車でも、雨ざらし野ざらしで長期間ノーメンテナンス(無洗車)だと、確実にガラスへウロコ状の水垢が付着します。
ガラスに水垢を付着させ難くするには・・・、
降雨後にガラスへ水垢が付着する原因は、ガラス上に付着している汚れや油膜などの不純物が原因とも言われています。(不純物があるとそこでは雨水が流れず滞留しやすくなる → 蒸発 → 残留物の蓄積)
細かく洗車をしたり、定期的にガラスの油膜除去をする事が、ガラスへ水垢を付着させない最大の防止策です。
但し、それなりの定期的なメンテナンスが必要なんですが・・・
雨水が蒸発すれば残留物は必ず残ります。
つまり出来るだけ残留物がそこへ滞留しないように、降雨後は出来るだけ雨水をふき取っておく事も策。
特に夏は、熱も加わり残留物が固着しやすい環境となっておりますので、日差しが戻る前に細かくふき取りを。
細かな洗車ならまだしも、雨水のふき取りなんてそうそう簡単かつ頻繁に実施する事は難しいです。
と、ご家庭や仕事上の都合などで細やかなメンテナンスが困難な方には、、
ガラスの専用コーティング剤の使用をオススメしますよ〜 ^^)ノ (※ シリコン系の撥水剤はコーティングではありません。 要注意!)
駐車場で放置気味の愛車には是非コーティングを。(但し、コーティングしたから絶対に防げるというわけではありません。 あくまで緩和策の一つにしか過ぎませんので、時間の有る時には定期的にメンテナンスされる事は忘れずに)
うろこ状のガラスの水垢が付着する原因のひとつとして、シリコン系の撥水剤もひとつあげられます。
シリコン系の撥水剤は、塗布も簡単で強力な撥水能力がありますが、、 しかし反面、ガラス上で劣化して古くなってしまった撥水剤は油膜になるだけでなく〜 劣化しなくとも、停車中は中途半端に雨水の水滴をガラス上に残し、うろこ状にガラスの水垢を付着させてしまう原因ともなります。 もしご愛用の際には十分ご注意を。 (シリコン自体が水垢として残る事も)
これは現実的ではないにしても、おそらく一番効果の高い対策と言えますので、
今後の検討策として、もし機会あればぜひ前向きに。
但し、いずれにしても〜 車である以上、雨天時における走行は避けられませんので、また自宅は屋内でも職場は青空、、 なんて事も十分考えられますので、日頃のメンテナンスなど、他の対策も出来るだけ心がけておかれたし。
以上ガラス汚れに関するアレコレでした。
サイト管理人スペック: 車屋さん下積み時代には、一時期、磨きコーティング部門の責任監督&新人研修指導にあたった事も。(地元大手中古車販売店) ちなみに業界歴は、中古車や新車はもちろんのこと、外車ディーラーの経験までも。 今は小さな車屋さんを経営しております。
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