TOP PAGE > 人気、話題の洗車用品 特集 > プロが使うポリッシャーやコンパウンド
実際、かなり気になっている方も多いのでは?
プロや業者などが、現場で実際に使用している洗車機材の数々・・・
と、そんな気になる機材の中でも、比較的質問の多そうな機材のひとつ〜 「クルマを磨くための洗車機材」を、ちょっとばかり特集記事にしてみました ^^
まあ、とは言っても、プロや業者が実際に使用している機材の多くは、その道の専門系の流通ルートでしか手に入らないモノもかなり多いのは事実で、そのような手に入り難い機材ばかり紹介しても皆さんにとっても 「ふ〜ん・・・」 程度のネタ話にしかなりませんので、
ここで紹介する機材については、
そのほとんどを〜 身近なインターネットなどで購入可能なモノだけに限定してみました ^^
では先ず・・・
クルマ磨き(ボディを磨く)と言えば? そう、いわゆる 「ポリッシャ(ポリッシャー、バフ、サンダーポリッシャー)」と呼ばれる電子機器。
パットに溶剤(コンパウンド)を付け、その機材の回転によってボディの塗装面を削り取り〜 小キズを目立たなくしたり、水垢などを除去してしまう洗車機材です。
そんな業者が実際に現場で使うようなポリッシャ・・・
実際にプロ業者も使っており、一般の方でも比較的手に入るであろうと思われる機材は・・・
いわゆる横長タイプ。
一昔前まではボッシュやミルウォーキー、日立やスナップオンなど色々とありましたが、、
昨今では、代表的なのは 「マキタ9227C」 9237C くらいでしょうか。(最近モデルチェンジした)
とにかく低重心でスピーディーでパワフルなので、扱いがやや難しいですが、、 使いこなせればその切削能力は随一とも。 ただその扱い性ゆえ、プロでも好みはかなり分かれますね。。
アクションタイプは基本どれもシングルアクション。(関連 → ポリッシャーの種類一覧)
いずれにしても一般の方向けとしては非常に難易度の高い機種と思われます。(余談ですが、私は、初っ端の荒削りでこのタイプをかれこれ20年前から愛用しています ^^;)
ちなみにパッドはウールパッドがかなり相性いいですね。(関連 → パッド・バフの種類一覧) ていうか、シングルタイプでウレタンスポンジはあまり使わないのが一般的。 扱いがさらに難しいですので。。
また使用箇所は、磨き始めの粗仕上げで使われるのが一般的。(粗仕上げといっても一番最初の磨き工程で一番重要な部分です。 またこれは一般的な使用箇所ですので、パッドやコンパウンドを使い分けて最終仕上げにまで使われる職人さんもいらっしゃいます。 あくまで参考例としてまでに)
なお、こういったシングルアクションタイプは単純な高速回転タイプのポリッシャですから、はっきりと言いまして〜 磨き初心者の方には完全に不向きな機材であることは間違いありません。
高速回転で発生する熱によって〜 ヤケドといったケガだけでなく、コンパウンド残留物の焼き付き、塗装面などのボディが溶け落ちたり・・・ 思わぬアクシデントの可能性も非常に高く、また、その高速型シングル・アクションというポリッシャの仕様上、ポリッシャの回転を上手く制御し切れずに〜 大切な愛車のボディ上で重いポリッシャが暴れて制御不能になり、凹みや傷といったボディにかなり大きな損傷を受けてしまう可能性も。 その他・・・ 予想以上の高い切削能力により、ボディ上の丸みを帯びた部位や角の部分が過度に削れてしまい、塗装の下地部分が出てきてしまうようなアクシデントも・・・。
なのでこういったタイプは、使用方法を熟知した方が周辺環境にいらっしゃらない方、又は練習台となるテスト車両をお持ちでない方には〜 私は基本的に絶対オススメしない機材のひとつと言えるでしょう。
それとこういったシングルタイプは全般的に、バフ目とかオーロラマーク等と呼ばれる磨き跡が残りやすいです。 一応パッド(目の細かいウレタン系)とコンパウンドのコンビネーションでそんな磨き跡を出さずに施行したり除去したりすることも可能ですが、ただその技術はプロの方でもけっこう高レベル(難易度高)。 なのでそんな磨き跡をキレイに仕上げるためにも〜 別途ギアアクションやダブルアクション等と言ったマシンとの併用も必要となるでしょう。 (但し、黒や紺などの濃色車にほぼ限る。 白や銀などの淡色車はそこまで目立ちません)
↑ シングルアクション・タイプの概要等。動画にまとめてみました。
磨きパットの中心よりに重心が来ることで、重いポリッシャの取り回しがかなり楽になる という特徴もあり、
もちろんシングルアクション系ならではの高い切削力もあり、愛用しているプロの方も多いタイプ。(おそらく半数以上の業者さんではこのタイプを使われていると思われます。 ちなみにトップスピード等は横型の方が上)
過去、日立からSP-18といった名機があったが、(どこの業者さんでも使っていた〜 といわれるほどの名機でした)
昨今では リョービ 等が代表的マシンと言えるでしょう。(あくまで一般ユーザーの手の届く範囲内で)
パッドはこれもウールパッド向け。
但し、横型より取り回しが楽〜 とは言っても、やはりシングルアクションである限り取扱い難易度レベルはかなり高いですので、
いずれにしても一般の方向けではないマシンである事は予め。
ちなみにこちらも、使用シーンは磨き始めの粗仕上げが主。(もちろん一般例ですので、最終仕上げに使われる職人さんもいらっしゃることは予め)
なお、こういったプロユースのサンダーポリッシャーは何もカー用品として限定されているわけではなく、他の建築現場や製造工場などでも使われる電動工具ですので、実際クルマのポリッシングをするにはアタッチメントや専用バフなど別売り品をそろえる必要があり、またパットやバフとかと言ってもサイズもフィッティングも色々ですので〜 その辺りは予めお見知り置き等の上でご覧願います。
上記2つのシングル・アクションとは異なり〜 細かい円を描きながら外径もゆっくりと大きく回転する複雑な動きで、発熱もほとんどなく、溶剤の焼き付きやボディ等へのダメージの心配もほぼ皆無。
またそんな複雑な動きのため、ポリッシャの中では一番パワーが小さく、、
現場では最終仕上げ用、もしくはコーティング塗布用としてよく用いられるポリッシャー。
メーカーはかなり多く色々と御座いますが、リョービとかボッシュ、コンパクトルーツあたりが代表的かと思われます。
パッドはスポンジパッドを使うケースがほとんど。
ちなみにプロの現場では最終仕上げ程度でしか使われませんが、その比較的容易に扱える特性ゆえ、一般の方のビギナー向け入門ポリッシャーとしてすすめられる事は多いです。
ただパワーは機器最も最弱なため、傷と言っても薄い洗車キズまで、もしくは水垢落としくらいの作業まででしか使えないと思って下さい。(しかも半端なく時間がかかります。 なお業界では、パワーも兼ね備えた高級モデルも御座いますが、ただ一般向けではないのでここでは割愛させて頂きます)
↑ ダブルアクション・タイプの概要等。動画にまとめてみました。
シングルタイプほどのパワーは無いが、磨きに必要なパワーは十分に兼ね備えるマシン。
またシングルアクションでは磨き跡が残りやすいデメリットがあるが、このタイプでは磨き跡が残り難く、、(ただシングルでも、パッドとコンパウンドの使い分けで磨き跡を最小限に抑える事も可能です)
現場ではよく中間仕上げ用として使われる。(なお、かなり少数派だが、このマシン一本で荒削りから最終仕上げまで行う職人さんもいらっしゃるようです)
代表格は コンパクトツール あたりかな。
ちなみにこのマシンのもう一つの特徴として、やや複雑な動きゆえ シングルタイプに比べ塗面に対して熱や抵抗を持ち難いという点があり、
つまり、ある程度機械なれしている人ならばビギナーの方でもそこそこ使いこなせる事も多く、
磨きにガンガン使いたい人の入門モデルとしてもよくオススメされる。
ただそこそこ高価なのがネック。
但し、そうとは言ってもベースは業務用。 トラブルリスクが低いとはいえノーリスクでは御座いませんので、その辺りは重々予め。
↑ ギアアクション・タイプの概要等。動画にまとめてみました。
ポリッシャでクルマを磨くとしても〜 ポリッシャとバフがあっても、コンパウンド(いわゆる磨き粉)がなければクルマのボディは磨けません!
というわけで、話のネタついでに
実際に、プロの現場でも使われるコンパウンドも紹介しておきますので〜
参考程度までに ^^
「3M製のコンパウンド」 \(^v^)ノ
もうこれしかないっしょ。 みたいな。
コーティング専門店のプロ業者から〜 板金塗装ショップ、中古車販売店などのクルマ屋さんまで〜 幅広い 「業界プロ」から支持され続けているキング・オブ・コンパウンド! です。
もちろん! 私も長年愛用中の代物です。
ちなみにこれに限っては、何もプロでないと取扱いが難しい〜 とかはありませんので、一般の方でもどしどし使っちゃってください。
またあれば意外と便利なもの。 ポリッシング目当てでなくともぜひ一家に一本は。
なお、パッドに関しましては、これと言って特にプロ用というのはないと考えておりますので、別途ここら辺り(→ パッドの選び方編) でもご参考されてみて下さい。
サイト管理人スペック: 車屋さん下積み時代には、一時期、磨きコーティング部門の責任監督&新人研修指導にあたった事も。(地元大手中古車販売店) ちなみに業界歴は、中古車や新車はもちろんのこと、外車ディーラーの経験までも。 今は小さな車屋さんを経営しております。
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