TOP PAGE > NEWS & BLOG > /UP-DATE: 平成30年8月31日

多大なボディダメージを受ける大きい2つの要素

誰にでも起こりうる、また誰もがついついやってしまいそうな・・ しかし自動車のボディに多大な悪影響を与える2つの要素が御座いまして、、 今回その辺りに少々触れておこうかと。

炎天下でのスコール

先ずひとつ目がコレ。

うだるような暑さの中、(いわゆる猛暑中の真夏) 突如現れる分厚い黒い雲。 次第に風が立ちはじめ・・ 突然の激しい雨!(スコールやゲリラ雷雨とか)

しかし数分後には雨が上がりだし〜

数十分もすれば先ほどまでがウソのような快晴に戻り、またあの激しい暑さが振戻る。

ちなみにこの時、青空駐車している愛車にふと目をやると、、、


ボディに残った雨水(クリック拡大)

ボディ上には多くの雨水が残っており、

そう! この残った雨水こそがボディへ多大な悪影響を及ぼすんです!!!

なんで?

この時残っている雨水は通常の降雨とは異なり、雨後直後から いきなり突き刺すような真夏の太陽光がぶり返し一気に蒸発させられ、さらに灼熱の火力で残留物が焼かれ強固に焼き付きしてしまうわけで、、

黒や紺などの濃色車はボディが半端ない熱さになりますので、特にこれらのクルマは要注意。

常温のフライパンに醤油を垂らし、その常温のまま醤油を乾燥させても〜 ふき取れば簡単に汚れは取れますが、

しかし醤油を垂らした直後一気に火にかけ蒸発させ、さらにそれでもガンガンに熱し続けると〜 醤油の残留物は強固にこびりついてしまい、場合によってはタワシで擦らないと取れないほどになってしまいますよね?

話がちょっと大げさかもしれませんが、まあこれと似たような感じが この時のクルマのボディ上でも起こっている! と、そう思われておいても問題はないでしょう。

スコールまで行かなくて、パラパラっと少量パラつく雨も似たようなものです。 ひょっとしたら上記スコールよりもたちが悪いかも。(ガンガンに熱したフライパンに一滴醤油を垂らしたら、、 一気に蒸発し。。)

防御策やダメージ対策は?

夏場は常に日陰におく、雨に当たらないところへ保管する、、 こういった感じが理想ですが、とても万人が出来る対策とは言えません。 なのでボディコーティングを施工しておくなどして、極力焼き付きを軽減させるような策が最も現実的かもしれませんね。(その他、雨後、出来るだけ早急に洗車をしてボディ上の残留物を除去するというのも)

※ なお、ボディコーティングをしているからと言っても、また直ぐに洗車をしたからと言っても〜 必ずしも、また全てが全ての焼き付きから防御出来るというものではありません。 場合によってはコーティング被膜へ直接焼き付きが発生してしまうことも多く、もちろん直ぐに洗車をしても僅か焼き付きが発生してしまうことも御座いますので、あくまでこれらは軽減策と捉え、やはり万全策は雨に当てないなどの根本的対策が必須とそうお考え願います。

 ⇒ ボディ上に残る残留物がクルマに与える影響 /関連記事

水道水をかけたまま放置

そしてもうひとつがコレ。

誰でも起こりうるというよりも、誰もがついついやってしまいがちな事例かと。

洗車が面倒なんで、夜のうちに水道水で軽く洗車をして 水滴はふき取らずそのまま放置して乾燥させる。。 洗車中ケイタイが鳴り〜 ボディに水を掛けたまま長時間話し込んでしまい、洗車する時間がなくなってそのまま洗車終了。。。 思い当たる方も多いのでは?

ちなみに水道水に含まれる成分は、塩素など〜 雨水のものよりボディへ攻撃性のあるものが多く、それらが水滴の乾燥とともにボディへ残留物として残ってしまうわけで。。。

当ブログ読者の方で炎天下に洗車する人はいらっしゃらないと思いますが、もし炎天下でこれらと同じことをやってしまうと、、 一気に残留物がボディへ噛みつくようにこびり付いてしまい--- 正に悪夢。 ボディダメージの最強タッグが貴方の愛車を一気に蝕んでしまうことでしょう。

とにかく洗車は最後まで! 水滴を残したままにしないように。

ちなみにもし、意図せず乾燥させてしまった場合には?

出来るだけ早急に残留物を洗い流すように 迅速にもう一度洗車を。 早期であれば十分水で洗い落せますし、ボディへの攻撃もかなり微小、もしくはほぼ皆無で済ませることが出来るでしょう。(但し、炎天下で乾燥させてしまった場合、また乾燥後、炎天下へ長時間さらしてしまった場合などでは大きなダメージは免れないでしょう)

以上、色々と皆様のお役に立てれば幸いです。

NEWS & BLOG 記事一覧

洗車教室 TOP PAGE へ戻る

車屋さんの私が運営管理するブログ〜 車屋さん’s ”車の洗車・ワックス・コーティングBLOG”

Copyright (C) 洗車教室.net All Rights Reserved. (2006-2018)