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ステッカーや両面テープのノリ除去

 ボディに貼られているステッカーやエンブレムを剥がした後の両面テープなどのノリは、なかなか取れませんね〜。(簡単には剥がれないようにと強力な粘着を使用しているため、剥がしてもノリがけっこう残ってしまいます)

ステッカー

@ 手間そうなら板金塗装屋

 手間をかけたくないのでしたら、車の板金塗装屋に持ち込みましょう。

 電動ドリルの先にキノコ型のゴムが付いた道具で、「キュイ〜ン」のものの数分で作業が完了します。

 但し、この道具は金属部分のボディのみにしか使用できません。 樹脂モールや各レンズ、バンパー・室内等には使用できません。(塗装が剥げたり樹脂が溶けるため)

A ボディへ有機溶剤は使わない

 一部のステッカー剥がし(有機溶剤を含む用品)やホワイトガソリン等といった有機溶剤系は、出来るだけ使わない方が無難です。

 確かに粘着が溶けて剥がれやすくはなりますが、塗装面を傷める原因にもなります。 けっこう薄く傷が入る事も多いです。 (車屋さんの作業風景でホワイトガソリンを使っている事がまれに見られますが、後で磨き処理する前提で施行しているはず)

 まあ使ってガラスまで止まりにしておきましょう。

 また、ダッシュボードなど樹脂製品(内装品は全般) に有機溶剤を使うと必ず変色します。 要注意。

B コンパウンド

 ボディの塗装面のステッカー剥がしであれば、液体コンパウンドの使用をオススメします ^^)ノ

コンパウンド

 ステッカーを出来るだけキレイに剥がしておいて、後に残ったノリをコツコツと、コンパウンドを付けた布で除去していきます。(時間と手間は随分とかかりますが・・・ コンパウンドは多目に使うのがコツかな。 もちろん指先でごしごしと。 除去した後もコンパウンドならではのピカピカ状態になっているのである意味一石二鳥的とも)

C ガラスのステッカー

 ガラスのステッカーは、市販されている 「スクレイパー」の使用をオススメします。

ガラスのステッカー

 工具の先にカッターの刃が付いた物で、ステッカー周辺を少量の洗剤を入れた水で濡らし、(台所洗剤でOK) ガラス面に対し出来るだけ寝かして剥がしていきます。


ポケットに入れ移動できるので、業界でも愛用者多いスクレイパー。 20年以上も前からあります。。

 車検ステッカーや点検ステッカーなどもサクサク面白いように削れますよ ^^ (ただリアガラスの熱線や、フロントガラス回りのアンテナ線類の周辺では使わない事。 断線や漏電の恐れあり)

D ガラスフィルム(ウインドウフィルム)の糊あと

 ガラスフィルムの種類によっては、フィルムを剥がした跡にノリが沢山残ってしまいます。(特にカー用品店で買って貼りつけたようなフィルムや、ホームセンターで安売りしているようなものはヤバいですね ^^;)

 そんな場合には、上記と同様にスクレイパーを使用してノリを除去していきます。(いずれにしても少量の洗剤入りの水を使用するのがコツ)

 但し、リアガラスのフィルムにはスクレイパーは使わない事!

 リアガラスには熱線が入っていますので、出来ればカーフィルムの施行業者に依頼した方が良いでしょう。(熱線が断線してしまうと、リアガラスの「くもり止め」が使えなくなってしまうだけでなく、、 漏電などの危険性も)

リアガラス

E あきらめも肝心

 外装のステッカー剥がしもそうですが、特に室内のステッカー剥がしには無理は禁物です。

 内装品は、溶剤やクリーナーの使用で素材が変色する可能性が非常に高いため、有機溶剤でなくともクリーナー系の使用もあまりオススメできません。

 濡れ雑巾でゴシゴシ・ポンポンやっても取れない場合には、素直にあきらめた方が良い場合もありますよ〜 ^^ (車屋さんでも、この辺はあきらめる率は非常に高いです)

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サイト管理人スペック: 車屋さん下積み時代には、一時期、磨きコーティング部門の責任監督&新人研修指導にあたった事も。(地元大手中古車販売店) ちなみに業界歴は、中古車や新車はもちろんのこと、外車ディーラーの経験までも。 今は小さな車屋さんを経営しております。

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