TOP PAGE > ポイント@ 水洗い、汚れ落としの基本 > ボディの水垢を落とす

洗車で水垢をキレイにするポイント、基本

 自動車を洗車する中で、一番面倒な汚れが水垢かもしれません。水垢は黒い筋がシマシマになって垂れていたり、ボディがくすんだ様にも見えます。

 しかし、落ちないと言って放っておけばもっと汚れが増えますし・・・。タオルで擦っても落ちないし、ボディシャンプーを使ってもなかなかキレイには落ちてくれませんよね〜。

水垢

@ ボディシャンプーは気休め程度

 洗車でボディシャンプーを使うと、いっぱい泡が立ってキレイになっている様な気がしますが、ほとんどの場合は気休め程度だと思って下さい。

 なかなか汚れが落ちないのでゴシゴシと擦れば小傷にもなりかねません。

 はっきり言って、私の勤務している自動車業界でも私の周りでも、ボディシャンプーを使う人はほとんど見かけません。

A 台所用洗剤

 台所用洗剤、一見車の洗車とは無縁のような存在なのですが、これが意外と良く落ちたりもします。

 一番オススメの台所洗剤は「ジョ○」です。「油○れにぃ〜」のジョイです ^^

 洗剤の内容成分が良いのかどうか分かりませんが、軽い水垢程度ならけっこう簡単に落ちるようです。

 使い方は水で薄めて使うわけですが、薄める割合としてジョイが「1」で水が「100」くらいで薄めて使えばいいでしょう。(ただ台所用洗剤は自動車洗車を想定して作られているものではありませんので、常用は出来るだけ避け〜 日頃から水垢が付かないメンテナンスを心がけて下さいね ^^)

B コンパウンド

 最終的に洗剤程度では簡単に落ちない水垢にはコンパウンドが一番です。

 市販品で色々な水垢落しがありますが、中には有機溶剤の入っている物や粒子の粗いコンパウンドが入っている物など色々です。

 粒子の粗いコンパウンドは汚れが良く取れるのですが、擦った後、ボディ部分が白くボヤケてしまう事があります・・・。

 やはり水垢落しで一番オススメ出来るのは、業務用でボディ磨きとして使用している液体コンパウンドです。コーティングの下地処理としても使いますので、ボディを傷付けずに汚れを落とす事が出来ます。

頑固な水垢汚れのバンパーをコンパウンドで磨いてみました
水垢汚れのバンパーを半分だけコンパウンドで磨いてみました。

 コンパウンドでの水垢落しには時間と手間は掛かりますが、一番キレイになる手段の上に、塗装に艶が出るオマケも付いてきますよ〜。

コンパウンド

 但し!

 コンパウンドは塗装表面を削ってきれいにするケミカル用品です。

 使い過ぎると、塗装面のクリアを剥がしてしまうどころか、塗装の層も薄くしてしまいます。

 コンパウンドの常用は絶対に避け、水垢が付かないような日頃のメンテナンスを心がけましょう〜。

 塗装の状態にもよりますが、コンパウンドを使った水垢落しは最終手段的な方法として考えておかれて下さい。

 「個人売買で購入した直後・・・」
 「長期間放置していたので、水垢がひどい・・・」

 といった、「ここぞ!」という時のみに使いましょう〜 ^^)/

 洗車の度にのコンパウンドは常用禁止!

洗車教室 TOP PAGE へ戻る

サイト管理人スペック: 車屋さん下積み時代には、一時期、磨きコーティング部門の責任監督&新人研修指導にあたった事も。(地元大手中古車販売店) ちなみに業界歴は、中古車や新車はもちろんのこと、外車ディーラーの経験までも。 今は小さな車屋さんを経営しております。

Copyright (C) 洗車教室.net All Rights Reserved. (2006-2018)